「新任教員として働くけど学校の近くに住むってどうなの?」
新しい生活を始めるときには、まずはどこに住むのかを決める必要があります。
「何から始めたらいいか分からない…」「体験談を聞いておきたい」という悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、地方住みで、新任で学校近くに住んだり、教職員住宅・実家暮らしをした経験のある私が、以下の内容を詳しく説明します!
- 新任教員が学校の近くに住む時に気を付けること
- 学校の近くに住んだ体験談
- 新任教員が住む場所の選び方
新任教員が学校近くに住む時に気を付けることを知りたい人は、参考にしてみてください。
▼「教員の夏休みってどんな仕事をするの?」気になる人はこちらもみてくださいね。
新任教員が学校の近くに住むときに気を付けることは?プライベートの過ごし方についても紹介
新任教員が学校の近くに住む時に気を付けることは次の2つです。
- 教員のプライベート・休日の過ごし方は誰かに見られている
- 児童生徒の自宅と近いことがある
詳しく見ていきましょう。
1.教員のプライベート・休日の過ごし方は誰かに見られている
教員のプライベート・休日の過ごし方は誰かに見られていることを念頭に置いておく必要があります。教員は担任した児童生徒だけでなく、1校あたり在籍している数百人の児童生徒を相手に仕事をします。さらに保護者や地域の方も含めると関わる人数が多くあります。
教員だから特別というわけではありませんが、地域で目立つ存在となってしまうことは避けられないでしょう。子どもの頃「○○先生をスーパーで見た」という経験がある人も多いと思います。
常識的に考えて、マナーを守った行動をしていれば問題はありません。
私がプライベートで注意しているポイント3つは以下の通りです。
- パートナー(もしくは友人)とは近くのショッピングモールなどに行かない
- 同棲には配慮が必要
- 児童生徒保護者に会ってもよい言動をする
特にパートナーに関してはセンシティブな問題です。後で変な噂になると困るので、近くのショッピングモールや人が集まる場所(=子どもたちが行きそうな場所やイベント)は避けていました。
知り合いに同棲をしている人はいましたが、以下のとおりでトラブルが起こることはなかったです。
- 学校から距離が離れている
- 結婚間近の雰囲気(後に結婚)
- 周囲に大きな声で同棲については話さない
「じゃあ外で何もできないってこと……?」と少し不安になったあなたに、実際にしていたおすすめの過ごし方を紹介します。
- 家で楽しめることをする
- 少し遠出してリフレッシュする
家の周囲に出る時間をできるだけなくすために、家をお気に入りの場所にするのがおすすめです。インテリアにこだわってみたり、自分が食べたいものを料理したりするのも気分転換になりました。
他には、少し遠出することはリフレッシュになりました。私はドライブが好きなので、何か目的があるわけではないけど運転を楽しんでいました。
2.児童生徒の自宅と近いことがある
新しい赴任地では児童生徒がどこに住んでいるか分からないため、児童生徒の自宅と近いことがあります。結果的に近所になってしまうこともあるのですが、可能なら現場の声(赴任先の教員等より)を聞くのはおすすめです。
赴任先が発表された後は各学校の担当者と連絡を取ることになります。担当者は教頭やその他教員になることが多いので、聞ける場合は「先生方はどちらに住まれていますか」と聞いてみましょう。
不動産会社の担当者の方に「ここは何小の区域ですか?」と聞いたり「周囲にはどんな方が住んでいますか?」と周囲の家族構成についての情報を集めました。
【体験談】新任教員で学校の近くに一人暮らしした結果:よかった!
私自身は新任として働くときに、学校から車で5分(ギリギリ校区内)の場所に住んでいました。学校の近くに住むきっかけは、新規採用1年目で研修や研究授業が多いと分かっていたからでした。
- 学校の近くに住むメリット・デメリット
- 新任教員の家探しの実際
実体験をもとに、学校の近くに住むメリット・デメリットについて解説します。
学校の近くに住む2つのメリット
- 睡眠時間が取れる
- 繋がりを作りやすい
一番恩恵を受けていたのは、睡眠時間が取れることでした。新任教員はやることが多くとにかく時間がかかるため、帰りが遅くなってしまうのは想像ができていました。私は睡眠命!な体質だったので、できるだけ移動時間を無くし無駄な時間を省けました。
私の場合、学校でその日自分ができる最大限のことをしてから帰宅したかったので、学校から家が近いと睡眠時間が十分に取れる点でよかったです。
繋がりを作りやすいというのは、学校から近いので地域の行事に参加しやすかったり、児童保護者に親しみを持ってもらえたりするということです。学校近くに住んでいるだけで親しみを持ってもらえて繋がりを作りやすいのは、新任教員にとってはプラスになると感じました。
学校の近くに住む2つのデメリット
- プライベートがなくなる
- 通勤手当が出ない
プライベートが無くなるというのは先ほどお話しした通りです。いつ誰に見られているか分からないうえに、スーパーで何を買ったかも見られている場合も……。学校周辺で行動するのはできるだけ控えておくのが無難です。
通勤手当は場所によって異なりますが、私の自宅は学校から2km以内のため、手当が出ませんでした。学校の近くに住む場合通勤手当がでたらラッキーくらいに思っているといいかもしれませんね。
新任教員が住む場所の選び方!経験者が教職員住宅・賃貸(自分で借りる)・実家のメリット・デメリットについて解説
新任教員が住む場所の選び方について詳しく見ていきましょう。
住む場所 | おすすめの人 |
教職員住宅 | 住居費は安く済ませたい人 繋がりを作りたい人 |
賃貸(自分で借りる) | こだわりの部屋に住みたい人 きれいな部屋に住みたい人 |
実家 | 実家が職場に近い人 支出を抑えたい人 |
教職員住宅:住居費は安く済ませたい人・繋がりを作りたい人向け
教職員住宅に住む4つのメリット
- 安い
- 空きがある
- 周囲と繋がりが作れる
- 職場から近い
教職員住宅に住むメリットはとにかく安いことです。私が知っている中では住居費8,000円のところもありました。空きがあることが多いので、すぐに案内してもらえる可能性が高いです。
教職員住宅では、周辺に教職員が住んでいるので周囲との繋がりを持ちやすいです。台風の時に上の階の奥様が、食料を買ってきてくれていたことがあり大変助かりました。
教職員住宅は学校の近くに作られていることが多いので、通勤時間短縮になるのは嬉しいですね。
教職員住宅に住む4つのデメリット
- 近くに人がいる
- 住宅手当は対象外
- 希望物件が選べない場合がある
- 築年数が古い
教職員住宅に住むデメリットとして、近くに人がいることが挙げられます。更に言うと同じ教職員なので、知り合いがいつも近くにいるということです。周りの目が気になって仕方がないという人にはきついかもしれませんね。
住宅手当は対象外となります。そもそも住居費が安くなるので私はあまり気になりませんでした。
希望物件が選べない場合があります。先ほど教職員住宅は空きが多いと述べましたが、建物の種類は豊富にあるとは限りません。部屋の大きさ、住居費、設備などはほとんど選べないと考えてよいでしょう。理想の部屋に入れたらラッキーですね。
私は教職員住宅に住んでいるとき2万円でした!破格……!とても古い建物でしたがその辺は目をつぶりました。
賃貸(自分で借りる):こだわりの部屋に住みたい人・きれいな部屋に住みたい人向け
自分で借りるというのは賃貸マンション・アパートに住むということを指します。
賃貸(自分で借りる)に住む2つのメリット
- きれいな部屋に住める
- 住宅手当が出る
自分で借りるメリットはきれいな部屋に住めることでしょう。こだわりをもって部屋探しができます。「こんな部屋に住みたい」という願いをかなえられるのは嬉しいですよね。
加えて、住宅手当が出ることもメリットです。私は5万円の家賃で2万5千円の手当が出ていました。住宅手当は各自治体によって変わることもあるので確認しましょう。
賃貸(自分で借りる)のデメリット
- 家賃が高くなる
デメリットとして家賃が高くなることです。設備が整っていたり、新築だったりするとその分家賃が高くなります。賃貸で借りる場合、不動産会社とのやり取りになります。敷金礼金、管理費などが掛かることが多いです。
私の自治体では住宅手当が半額ほど出ました。ただ、上限はありましたね。
実家:実家が職場に近い人・支出を抑えたい人
実家に住む2つのメリット
- 支出を抑えられる
- 家族がいる
実家に住むメリットは支出を抑えられること。一人暮らしをすると家賃の他に水道代・電気代・ガス代、生活するためにかかる食費などが掛かります。実家の場合は一人暮らしほど生活にお金が掛かりません。
家族が近くにいるのはとても心強いです。新生活が始まると慌ただしくなりますが、家族と話すことでリフレッシュになったり、心細い思いをしたりすることが無くなります。
実家のデメリット
- 家族の目は気にする
デメリットとしては家族の目を気にする点があります。帰りが遅くなるときは連絡したり、家事を協力し合ったり、お互い気持ちよく過ごす配慮は必要です。「家族だから大丈夫」ではなく思いやりをもって行動するようにしましょう。
実家に住んでいたときは家族がいつも近くにいるので安心できました。
住む場所の選び方!エリア決めとポイント
住むエリアを決めよう
学校の近くに住む場合、住むエリアを決めましょう。校区内(もしくは校区内ではなくても近いエリア)の中でも地域が分かれているので、現地に赴いたり不動産会社の担当者の方におすすめを聞いたりしてみましょう。
住む場所を決めるポイント:夜に休める物件を選ぶ
- 夜に休める物件を選ぶ
住む場所を決めるポイントとして、夜に休める物件を選びましょう。教員として働く日中は家にいないのであまり困ることはありません。ただ、夜に騒がしいとゆっくり休めませんよね。周囲に住む人の家族構成(小さい子供がいる、学生で夜に人が集まる等)や周辺の夜の様子を事前に見ておくことで安心できます。
引っ越しをスムーズに進めるコツ!早めにスケジュールを立てよう
引っ越しをスムーズに進めるためには、早めにスケジュールを立て見通しをもっておくことが大切です。
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まとめ:できるだけ情報収集して後悔しないように住む家を決めよう
新任教員が学校の近くに住む時に気を付けることは
- 教員のプライベート・休日の過ごし方は誰かに見られている
- 児童生徒の自宅と近いことがある
新任教員が住むべき場所別、おすすめの人は以下のとおりです。
住む場所 | おすすめの人 |
教職員住宅 | 住居費は安く済ませたい 繋がりを作りたい人 |
賃貸(自分で借りる) | こだわりの部屋に住みたい人 きれいな部屋に住みたい人 |
実家 | 実家が職場に近い人 支出を抑えたい人 |
できるだけ情報収集して後悔のないように住む家を決めてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。