休職

うつ状態から楽に生きるために手放したひとつの考え方。「理解してほしいと思うこと」をやめる

みなさんには大切な人はいますか?

親やパートナー、兄弟、友人など……「何でも話せる」という人が誰かしらいるのではないでしょうか。

大切な人には

「自分のことを理解してもらいたい」

と思いませんか。

わたしは思います。

そう、思っていました。

うつ状態で苦しかった経験を経て、わたしがやめた考え方は、「理解してほしいと思うこと」です。

今回は、うつ状態から楽に生きるために手放した「理解してほしいと思うこと」という考え方について話をしたいと思います。

「理解してほしい」とお願いをしたときの話

少し、私の体験談をお話したいと思います。

うつ状態となり休むことになったとき

「適応障害」でうつ状態

と診断されたわたし。その時のわたしは「今」を生きることで精いっぱいでした。

家族はその様子を見て、励ましてくれていました。ありがたいことです。

家族には次のようにに言われました。

辛いのはじゅうぶん分かったよ。ゆくゆく仕事は辞めてもいいから、一旦話し合おう?

十分すぎる言葉じゃないかって、今では思います。

でも、しんどいそのときはとらえ方が違いました。

「ゆくゆく」ってほど待てないよ。もう無理なの!!!

主治医にも相談しました。そうすると、

今は家族の「理解」が必要です。ずる休みではないんです。今は休む時なので、そこは支えてもらってください。

主治医に言われたとおりに、わたしは家族に「理解」を求めました。

そのあとは気持ちが楽になりました。

私は安心しました。もう「これで大丈夫だ」と思いました。

「理解してほしい」は自分の押しつけだったと気づいた

言葉そのまま、「理解をしてほしい」とお願いしてから、わたしは安心して休みました。

「理解してほしい」を受け止める側について考えた

落ち込んだ状態から「朝起きる」「ご飯を食べる」「ごみを出しに行く」「買い物に行く」「会話をする」いろいろなことができるまで回復してきました。

落ち込んでいた状態を振り返ることができるようになったとき、家族と振り返りました。

わたしは「理解してほしい」と言ってから気持ちが楽になったんだ。

ぼくは「理解してほしい」言われたとき、「分かるけどさぁ……でも…」って思ったよ。

そのとき、「楽になったと感じたのは自分だけだったのか。たしかにそうだな。」と感じました。

家族にはつらい思いをさせてしまいました。

「理解してほしい」は自分の押し付けだったんだと気づいたんです。

「理解してほしいと思うこと」をやめた

それでは、始めに書いたことに戻ります。

自分にとってどんなに大切な人でもそもそも他人

「自分のことを理解してもらいたい」

誰しもが思うことです。すべて理解してもらって、受け止めてもらえたらどんなにいいか。

冷たいことを言うようですが、自分にとってどんなに大切な人でもそもそも他人です。

自分をの考えを押し付けることだけをしていては、信頼関係を築くのが難しくなります。

しまいには、「分かってもらえなかった……」と落胆することになるわけです。相手にもうんざりされてしまいます。

大切な人だからこそ理解してほしい。

でも、大切な人だからこそどう伝えるかを慎重に。

自分を大切に、大切な人をもっと大切にするためにも「理解してほしいと思うこと」をやめるのは必要だと思います。

「自分を守ること」にもつながります。

まとめ:自分が楽に生きるために「理解してほしいと思うこと」をやめる

自分のためにも、大切な人のためにも「理解してほしいと思うこと」という考え方を手放す。

自分が楽に生きることにもつながります。

自分が感じたこと、周りが感じたことから成長していくことがとても大切なんじゃないかって思うんです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

以上、「うつ状態から楽に生きるために手放したひとつの考え方。「理解してほしいと思うこと」をやめる」という記事でした。

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